ホームレス ホーム

 
クシャミをして彼は目覚めた。
寒い朝 彼はホームレスになってた。

昨夜いつものように家族と暮らすベッドに
潜ったはずなのに彼は一人だった。
見知らぬ場所で見知らぬ人たちと

公園のベンチに座り 行く先のない男は
鳩を眺めながら
以外にも冷静な自分に驚く。 
なんとかなるのか?ならないのか? 
彼は冷静な訳ではない 
ただ思考が止まっているだけだ
現実は想像を超えている。

行き場のない男よ
どこに帰ればいいのだ?
身分を示すものも使える貨幣も
持っていなかった。

行き場のない男よ
何をすればいいのか 
何ができるのか

もう昨日のような生活は来ないのなら
新しい生き方を探すしかないと
前向きに考えるには時間が
まだまだ必要だ。