ちょうど夕方のラッシュアワーに掛かったころだった。 混みあった車内は少し窮屈だったが、もう少しで乗り換えの駅につく それまでの我慢と思えば彼も少しは気がまぎれた。 それにしても ホームにたどりついた車両はなかなか発車しなかった。 スピーカの調子…
すっかり3つのノブやピックアップカバーは黄ばんでしまった。 メープルに薄く塗られたラッカーの指板も彼の癖を表すように はがれている。 黒のストラトはクラプトンで有名だったが あいにくそんなことを彼は知らず、 レスポールよりは未完成で その有機的…
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