あの夏 突然の夕立に家路をいそぐ人たち
懐かしい匂いを感じている
冷たい風に吹かれて
町の灯 小さなビルの屋上から彼女は思う
この町も少しずつ変わっていくのだと
あの夜 人混みの中で二人が離れてゆく街角
懐かしい街も変わっていく
秋の気配を感じて
川向かいの遠い灯火
流れる雲が小さな街を覆っていく
あの夏 突然の夕立に家路をいそぐ人たち
懐かしい匂いを感じている
冷たい風に吹かれて
町の灯 小さなビルの屋上から彼女は思う
この町も少しずつ変わっていくのだと
あの夜 人混みの中で二人が離れてゆく街角
懐かしい街も変わっていく
秋の気配を感じて
川向かいの遠い灯火
流れる雲が小さな街を覆っていく
地元のカフェで古い友人と待ち合わせた
半年前、実家を掃除してたら
借りてたレコードが出てきたので
40年ぶりに連絡をした。
楽しみのようで怖い感じもする
あの頃の事を振り返って見ても
レコードを借りた経緯さえ思い出せない
ただこれは彼女のものだと確信してる
そして学校の帰り道ここで
無駄話に花を咲かせた
教室では無口な二人がなぜかここでは
有弁になった。不思議なものだ。
やがて外は
夕闇に包まれて街灯が灯る。
夏の暑さが これほどだとは
歳のせいか 陽気のせいか
賑わう土用 午後のうなぎ屋
古いダルマストーブの上の
福徳瓶は白い湯気を吐いている
曽祖父は黙って家族からの手紙を読んでいる
外は凍った雪で路は歩きづらい
この詰め所を訪れる者はしばらくいないだろう
定期的な連絡手段は断たれている
孫が産まれたらしい
男の子だと書いてある
こういう時代だが、自分を犠牲にせず
素直に育ってほしい
欧米と比べ国民総生産は劣るが
やり方を変えていけば追いつくし
追い越せる。その頃には
孫や曾孫の時代には
おそらくこの国も立派に世界で
活躍していることだろう。
彼は徐ろに立ち上がると
火挟を使って石炭を放り込んだ。
大陸の冬はまだまだ険しい。
この春から
国民放送局は政府の支持を受けて
力を強化した
より国民に対してナショナリズムを
植え付ける番組を制作し、
イデオロギーを統一する方向に
舵をきった
ニュースやドラマ、ドキュメントやコント
それぞれの番組に政府の主張や
仮想敵国の脅威をうまいやり方で
刷り込んでいった
人気の俳優の台詞やシンガーの歌詞、
音楽や美術も作りての作為を
うまく隠して国民の洗脳を進めた
完全視聴が決まると視聴徴収金も
簡単に値上げが決まった。
そんな中、
第二公共放送局の噂がながれた
無課金で良質な番組を公平に届ける
どこで誰がやっているかはわからないが
国民放送を駆逐し始めた頃
突然 国民放送は廃局となった。
誰かが何かの真実に近づいたのだろうと
第二公共放送では今夜、
特番が組まれた。
先生がそう言われたとき、
私はぼんやり窓の外を
眺めているような生徒だった。
ほんとの幸せとはなにかと問われても、
私達には難しい話だなと
友達とクスクスと笑っていた。
お金と男の子が言ったら
先生は怒っているような泣いてるような
顔をされて俯いてしまわれた。
大人になって、
私はそれらの言葉が意味する光景に
何度も出くわしたはずなのに
幾度もそれを考える機会が
与えられていたはずなのに
ただやみくもに目の前の事象に
心をうばわれ 気が付けばまた
あの夕暮れの校庭に突っ立っている
焼けつくような夏が去り、
秋風は茜色の雲をたなびかせながらも
終わりの始まりのような
風景が空を埋める
メタセコイアの並木から溢れる
夕陽を浴びて私は
行き場のない思いに駆られる
季節はずれの凧を上げているのは
誰だっただろう?
今になってそんなことを
考える時間が増えてきていると
彼女は思う。
帰宅中に彼女は声をかけられた
すみません 何されてるんですか?
え 夕食の買い物の帰りです
不審な若い男は更に質問する
僕たち@^*•#%から来たのですが
この星のいいところ聞いてまわってます
%*¥$^のダーツの旅って知らないですか??
自慢気に男はいうがピンと来ない
いいところねぇ 彼女は思いを巡らせて
住みやすいところかしら と言った
そのダーツはどこにあるの?彼女は聞いた
前撮りなんでもうすぐ
この星を目掛けて飛んでくると思います
星が小さいから結構狙うの難しいんですよ
ぢうもありがとうござりました
そういうと若い男とディレクターはテレポータの
スイッチを入れて消えた。
彼女はすぐに買い物籠の下から
ポーターコールを取り出し地球外不審者を
当局に通報した。
早速、当局はパルスレーザー衛星を使って
不審な円盤を排除した
巨大なダーツも火星のコロニーから
星対星ミサイルで迎撃した