2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

I stand at your gate

薔薇の香りがすると 朝靄の中でぼんやりと彼は思った 森の水分がそう思わせたのかも知れない 昨夜の世界の喧騒が 嘘のように今は皆眠り込んでいる 激しい時代は終わった。 嗅覚も聴覚も視覚も臭覚も 少しずつ衰えてホントの彼だけが 残る 有明の月が労を労う…