自分と暮らそう

自分はどのくらい自分のことを知っているだろう?
ふと考えてみた。
 
自分のことだから知ってて当たり前だと
言う人もいる。
 
でも、まわりの人からみて、自分はどういう者だろう?
というのはある。
 
それこそが、社会の中での自分であり
内面の自分の評価とは離れている存在に違いない。
本質的なところで自分の存在を理解しているのは
自分ではないのでないか?
 
もっと
否定されるべきところがあるのではないか?
逆に
肯定したいところがあるのではないか?
 
そうやって
彼はもう一人の自分を想像してみた。
そして、もう一人の自分と彼は暮らすことにした
 
立ち振る舞いから、顔の表情、話題の選び方や
食べる速度も声の高さもまったくもって、
自分では気づかなかった自分を
客観的に楽しむ。
 
彼が年齢を重ねて 多くの友人を失っていったとしても
最後まで彼が一緒に暮らすのは自分自身なんだと思う。