2021-11-21 最後に聞いた この町を離れることになったと 知らされて そうかって言ったけど。 次の言葉はもう口からは出てこなかった 次に進む道を見つけたと言ってくれたけど よかったねと伝えた後はもう 何も聞こえなかった。 小さな喫茶店を包む音や光や 空気の温かさは変わりはしないけど もう君が居なくなってしまう事に 寂しさ以上の寂しさを感じる。 それは どこをみても、どこにいても 君の影が残っているから。 自分だけの問題なのだ。