2022-12-24 ゴン ゴン お前だったのか? 硝煙を発する銃を抱えたまま彼はつぶやいた お互いがどう言うものか わからないまま真実にたどり着く事がある 降り積もった雪に小さな木の実が 大事に供えられている 痩せて細くなったキツネの体温を彼は 愛しく思った。 雲の隙間から光が差し始めると あたりは眩しく輝く。その中に二人はいた ゴン お前だったのか。