10 years odyssey

10年の時間は何もなかったわけではない
何かあったわけでもない
 
失われたものもあれば、生まれいくものもある。
 
備中の小さな駅から始まり、相模の小さな駅に辿り着く
lost time his lifeは彼の言葉だったが
今は自分の言葉になりつつある。
 
次の10年は最後の10年になる
もしかすると10年よりも少ないかもしれない
 
なりたいものになるは
なるようにしかならない
 
たどり着いた先が終着点だろう
終着点ありきの人生ではないし
終着点後の人生をロスタイムとは呼べない
  
目が覚めて ベッドから足を下ろす 窓を押し開くと
朝の静けさは すでに日常の中に消えつつある。