戦争は終わった

国益のために戦が始まり
 
武器を担がせた民を集い
 
戦地へ送りこむ仕組みを作り
 
机上の戦略を何度も重ね
幾度も失敗をかさね
 
国費を湯水のように使い
 
茶をすすりながら
講和条約を結ぶ。
 
窓の外では季節が流れ
ようやく民に平穏が訪れ

その短い平和の間に
 
反省に反省を重ねた
記憶を塗りつぶし
 
新たな国益のために
戦の準備が始まる
 
戦は続くよ どこまでも。