私は四角いリングで戦っている相手が
私自身だと気がついた
そして
 
私の弱いところを
知っている相手は
巧みにそこをついてくる

そして、その攻撃に
私は沈黙してしまう
 


夕刻の寺の縁側にて
隣に座った武蔵が
3つのことを唱える。
 
まず戦っている相手を
十分に分析する
 
そして戦う法は
臨機応変である
 
最後に自分の心の動きを
ちゃんと観察する
 

私は私を十分に分析し
これまで経験したこと
していないことを織り交ぜながら
枠にとらわれず、
自分の葛藤を第三者的に見ることができれば
 
私は私に勝てるかもしれない