案山子

風物詩として田んぼの野焼きをあちこちで目にする。
害虫の越冬を防止するためにも雑草を刈って焼くのだと農夫に聞いた。
白い煙が黙々と田畑を覆うようになると冬が近いなって気分にさせられる。
 
案山子君はまたひとりぽっちになってしまったらしい。
 
郵便屋があわただしく小さな道をバイクで駆け抜ける。
それを子供達は元気に追いかけていく。
 
見上げる空が夕景に染まる様は今が一番美しい。