2009-06-15 宝石 萎びたジャズバーの奥で老いたピアノ弾きが 物憂げな旋律を奏でる。 とおりすぎた愛や恋が輝き始めるのは 二度と手にすることがないと きがついたとき。 その渦中にあって あれほど苦い思いをしたのに その苦ささえなつかしい... 古いピアノはそう歌っているように聞こえた。